LEO観測機器のすべて 

近年、低軌道物体(LEO)の観測の需要が高いことから、当社ではLEO観測に必要な機器の開発を 取り揃えております。 既存の機器だけでは対応しきれないことから、当社オリジナル製品を 開発し、LEOの自動観測から始まり、分光観測、拡大撮影に至るまであらゆるニーズに 対応します。

■光学系
LEOの見かけの移動は、恒星などにくらべ数百倍から数千倍と速く、観測できる時間が数分間しか ありません。 そのためできるだけ明るく大口径の望遠鏡でLEOを捕捉できる光学系を数多く揃えております。  観測時間帯はもっとも気温の変化が激しいため、低膨素材を駆使した望遠鏡をご用意しております。

・口径28�pF1.9 Hyper11
・口径20�pF2.0 RASA8 Carbon


■TLE追尾
前述したようにLEOの移動は速く、TLEを使った追尾が必須条件となります。 Sidereal Technology社の ServoIIを搭載した赤道儀・経緯台・Alt-Alt(水平架台)が適しており、追尾エラーを修正する オートガイダーを当社で開発し、分光観測や拡大撮影を可能にしています。

Mathis Instruments MI-500赤道儀
当社オリジナル赤道儀 TFK-250赤道儀
Meade LX200 赤道儀

■ロボット観測
現在地球を周回しているLEOは数万機にも上ります。 1つ1つTLEを入力して追尾観測するのは 人間の限界を超えています。 このため予測ソフトウェアを使って、候補となるLEOを数百〜数千機まで 絞り込み、その中から自動で観測条件が最適な衛星を選んで撮影するアプリケーションを当社で 開発し実際に自動観測に成功しています。

自動観測システムiSat

■分光観測

未知の物体が見つかった場合、それがロケットボディなのか、ペイロードなのか直接観測するのが とても難しいの事実です。 衛星のスペクトルを撮影することで、そのスペクトルパターンから 物体がどの種類であるか特定することが実証済みです。

分光器 TSP-35B

■衛星用オートガイド
TLEの追尾精度は最大で±1度程度の大きな誤差があるため、衛星の分光観測や拡大撮影をしようとしても 望遠鏡視野の中心で追尾するのが困難です。
当社ではビデオレートのカメラでLEOの位置を検出し、架台の位置修正を高速で行うオートガイダーを 開発済みです。 非常に有効なツールで、LEO観測には欠かせない存在です。 これにより物体の形状把握も可能となります。

衛星用オートガイダー SG-1


■Alt-Altモード(水平儀*)

架台はその回転軸の方角を観測するのが不可能になる特異点が存在し、特異点に近くなるほど追尾が困難となります。 例えば経緯台であれば 天頂付近が追尾困難で、赤道儀であれば北極星付近を通過する物体が観測できません。 Alt-Alt(水平儀)は回転軸が東西南北の水平線に 向いているため、物体がもっとも近距離になる天頂での動きがとてもスムーズになります。
ServoIIは水平儀モードで追尾することができ、もっとも数多くの衛星を追尾観測できることを実証済みです。

*水平儀:Alt-Altに相当する日本語が無いため、2軸が水平向きであることから当社で呼んでいる和名

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