田中光学工業株式会社 低膨張ガラス
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低膨張ガラス
大口径の望遠鏡ではゼロデュアをはじめとする極低膨張ガラスを使うのが当たり前となっておりますが、
アマチュアサイズの口径でも低膨張ガラスを使うことはとても有意義です。 下の表は口径25cmF8.0の
リッチークレチアン望遠鏡を想定し、チューブにはアルミ・鉄・カーボン、ガラスにはパイレックス・石英・ゼロデュア・
シタールを使用した場合の温度変化によるピント位置の移動量をまとめたものです。
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カーボン |
鉄 |
アルミ |
ゼロデュア |
0.0μm |
120μm |
360μm |
シタール |
0.0μm |
120μm |
360μm |
石英 |
10μm |
190μm |
430μm |
パイレックス |
80μm |
200μm |
440μm |
温度10℃変化したときのピント位置のずれ量
筒にはカーボン、ガラスにはゼロデュアまたは石英を使った望遠鏡であれば長時間露光でもピント位置のずれが
起きることはほとんど無いことがわかります。 ずれ量は主鏡のF値と合成F値の関係で変わってきますが
大よその傾向は表の通りです。
弊社ではお客様の要求仕様に応じて、インバーやシタール材を使った天体望遠鏡の製作・販売を行っております。 インバーは
ステンレスと同じ成分ですがニッケルの含有量を特定の値にすると膨張率が極めて小さくなる素材です。
インバーとゼロデュアを使った望遠鏡 茶色いガラスがシタール材
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